決着していない論点 / 弥生

倭人伝の30の国名は、証本によって字が違うのか

論争中この一覧に載っている問いは、まだ決着していません最終更新 2026-09-16

いま何が争われているか

★本文は「今使譯所通三十國」と書き、名を挙げる国は延べ30(道のりの国8・名前だけの国21・女王に属さない国1)で数が合う。ただし奴國が2回出るので、別の名は29。 ★そして2つの証本で對海/對馬・末盧/末廬と字が違う。一方(武英殿本系)は底本が明記されている。★もう一方(国立国会図書館デジタルコレクション pid 899855)の書誌に当たった(2026-09-10)——「三国志 巻25-30/陳寿 撰述, 裴松之 集注/鈴木義宗/明18.12/和装」で、底本(どの版本を翻刻したか)は書誌に書かれていない。 巻30の末尾にも刊記・凡例は無い。★本文の画像(コマ60)から、女王国以北の21国「次有斯馬國次有巳百支國次有伊邪國…次有烏奴國次有奴國」は読めた(1人の翻字・二重読みしていない)

何が出てくれば決着するか

★書誌では決まらなかった。動くとしたら、この版の本文と、もう一方の証本の30国名を1字ずつ突き合わせたとき——それは、こちらの読む作業である。★巻1の冊に凡例があれば底本が分かる可能性がある(未読)。★2つの奴國が同じ国かどうかは、これでは動かない——本文が書いていないため

この問いを扱った記事

この問いの手前に残っている未確認事項

問いそのものが決着していないこととは別に、編集の側が、まだ元の資料に届いていない箇所です。

どの記事かどういう種類か内容確認できたら何が変わるか
倭人伝に名前が出てくる国は、いく情報が食い違っている武英殿本系のテキストは「對海國」「末盧國」、ウィキソースのテキストは「對馬國」「末廬國」。後者の底本(国立国会図書館デジタルコレクション pid 899855)が何の版本かを確認できていない字の異同が版本の差なのか転写の差なのかが決まり、「本文の字」として何を書くべきかが定まる
倭人伝に名前が出てくる国は、いくこの記事では手が回っていない名前だけの21の国と狗奴國について、自治体・博物館の比定の記述に1件も当たれていない。壱岐市の一支國の記述にも到達できなかった(robots.txt の取得がタイムアウト)「機関の比定が無い」と「探していない」を分けて書けるようになる
まず、これだけ|邪馬台国とは何かこの記事では手が回っていない「親魏倭王」の印について、出土したという公的機関の記述にも、未発見であることを明言した公的機関の記述にも、まだ到達していない。福岡市博物館の「今後いずこかの遺跡から発見されるかも知れません」までである「この印は出ていない」を、推し量った書き方ではなく、一つの文で書けるようになる

この問いをめぐる検討の全文

この問いに対応する史料台帳