特集

ひとつの問いを、記事だけでなく研究の側の検討ごと見せる場所です。

この一覧の決めごとが2つあります

1つ目。特集は「まとめ」ではありません。記事を束ねるだけなら、時代別の入口で足ります。この媒体の特集には、記事に加えてもとになった討論記録と論文への道を必ず置いています。どこまで確かめて、どこで止まったかが、そのまま読めるようにするためです。

2つ目。それぞれの特集に「この特集は何を決めないか」を先に書いています。「謎の四世紀」も「魏志倭人伝」も、答えを出したように見せるほど読まれる題材です。だからこそ、決めていないことを後ろに隠さず、入口に置いています。

いま公開している特集

  1. 謎の四世紀

    中国の史書から倭の記事が消える約150年。その「空白」が、どこの空白なのかを確かめました。

    この特集は、謎を解きません。「謎の四世紀」と呼ばれているものが、4世紀とずれていること空白なのは中国の史書だけであること、そしてその呼び名自体がいつ作られたかを並べます。

    記事 2本 / 討論記録 1本 / 論文 1本 / 通読 約10分
  2. 魏志倭人伝を、読む

    約2,000字の文章から、300年ぶんの議論が出ています。その文章に、実際は何が書かれているのかを確かめました。

    この特集は、邪馬台国の場所を決めません。扱うのは本文と、読み取りが始まる地点です。どこまでが書かれていることで、どこからが読み手が足したものなのか——その線を引くところまでを、この特集の仕事とします。

    記事 3本 / 討論記録 1本 / 通読 約13分

特集は、討論記録と論文がそろった問いから組んでいます。数を先に決めていないので、次にどれが特集になるかは、研究の側の進み方によります。