決着していない論点 / 古墳
古墳時代は、いつ始まり、いつ終わるのか
論争中この一覧に載っている問いは、まだ決着していません最終更新 2026-07-30
いま何が争われているか
★国の4つの機関が、同じ表のなかで食い違っている。 奈良文化財研究所のリポジトリに公開された時代区分対応表で、奈文研・京都国立博物館は ca. 3rd–6th c.、東京国立博物館・奈良国立博物館は ca. 3rd c.–7th c.。自治体では開始が「3世紀中頃」から「4世紀」まで約100年、終わりも「6世紀末」から「7世紀前半」までひらいている
何が出てくれば決着するか
区切りを何で引くかが合意されたとき。 これは新しい発見の問題ではなく、区切りの定義の問題である。★炭素14年代(240〜260年)を、そのまま採用している公的機関は見つからなかった
この問いを扱った記事
この問いの手前に残っている未確認事項
問いそのものが決着していないこととは別に、編集の側が、まだ元の資料に届いていない箇所です。
| どの記事か | どういう種類か | 内容 | 確認できたら何が変わるか |
|---|---|---|---|
| 通史④ 古墳時代 | 情報が食い違っている | 七支刀の銘文の日付。同じ自治体のページの中で、釈文が「五月十一日」、説明文が「正月十一日」となっており、どちらが誤記かを確かめられていない | 日付を書けるようになり、干支の日付から年代を論じた説の当否を追えるようになる |
| 通史④ 古墳時代 | 二次情報から引いている | 『宋書』倭国伝の訓読と、倭の五王の比定の研究史。訳注書と研究史の本そのものを読めていない(自治体の解説を通じて読んでいる) | 訳者がどこで語を補ったかが分かり、「史料にある」と「訳者がそう読んだ」を分けて書けるようになる |
| 通史④ 古墳時代 | 二次情報から引いている | 広開土王碑の辛卯年の一節を「戦の大義名分」と読む議論。1972年の元の論文に到達できていない(大学の公開ページでの紹介まで) | この読みをどこまで強く書けるかが決まる |
| 通史④ 古墳時代 | 情報が食い違っている | 江田船山古墳の墳丘の長さ。国の解説ページの中に約47メートルと約50メートルが併記され、町は62メートル(周溝を含めて約77メートル)とする | 墳丘の長さが確定する |
| 通史④ 古墳時代 | この記事では手が回っていない | 三ツ寺I遺跡の居館の規模・濠・石積みの数値 | 豪族の居館がどれほどの構えだったかを書けるようになる |
この問いに対応する史料台帳
まだありません。この問いは、文字で書かれた史料ではなく、掘り出されたものと測られた値の側にあります。資料室には、いま3件の台帳があります。